リンサークリーナーとしてマキタ集じん機M442

ワンコ達を買い始めた当初は、我が家のリビングはフローリングでした。
しかし、ワンコ達の健康を考えると、滑らないカーペットの方が良いよねという事で、途中からカーペットを敷きました。

そうなると問題となって来るのが掃除ですよね。
だいぶ減りましたが、花丸さんは時々粗相をしてしまう事があります。

空丸はおしっこは無いのですが、吐いてしまう事があり、ワンコを飼っているとどうしてもカーペットは汚れてしまいますよね。
そこで、布製品を洗える洗浄機、リンサークリーナーを買う事にしました。

リンサークリーナーという装置を一躍有名にしたアイリスオーヤマの製品を買うつもりだったのですが、色々調べた結果、マキタの乾湿両用集じん機M442を買いました。

何故、アイリスオーヤマの製品を選ばなかったかというと、リンサークリーナーとは、まず水を吹きかけて、汚れと一緒にその水を吸い取るという製品です。
その水を吹きかけるのが、私は高圧洗浄機の様に勢いよく水が出る物だと思っていました。
しかし、古いモデルでは自分でレバーを引いてスプレーでシュッ、シュッと出すだけ。
新しいモデルでも、ポンプで自動に水が出るようですが、吹きかける程度のようですね。
ならば、別に装置と一体になっていなくても、普通のスプレーや噴霧器などを使って水を掛ければいいだけです。
洗剤などを使用したいならば、かえって離れていた方が良いような気がします。

そして汚れを吸い取る能力として必要なのは、やはりパワー(吸引力)でしょう。
アイリスオーヤマのリンサーの吸込仕事率は30W。
それに対してマキタの集じん機はなんと300W。
数値で見れば10倍です。

乾湿両用なので、液体も普通のゴミも吸い込めますので、強力な掃除機としても使えます。
という事で買ってみました。

内容物はこんな感じです。
分かってはいましたが、本体がでかい。
しかし、このでかさこそがパワーに繋がるのでしょう。

そして、この製品はリンサーでは無いので、カーペットから液体を吸い込むのに適したノズルが付いておりません。
マキタからも純正品として売っていないので、ネットで探しました。
集じん機のホースの内径が38mmです。
この商品、パイプ部分の径が38mmと書いてありますが、これが内径なのか外径なのかが分からない。
まぁ、きっとなんとかなるだろうで買ってみました。

外径が38mmならば、ばっちり入る筈ですが………、チーン。
入りませんでしたー!!

38mmは内径だったようです。
集じん機のホースとほぼ同じサイズで、差し込むことが出来ませんでした。

こんな時は、Let’s DIY!!

①集じん機のパイプがちょうど入るサイズの塩ビパイプを買ってきました。
②それを程よい長さにカットします。
③集じん機のパイプにはちょうど良い内径なのですが、買ったリンサーノズルは、集じん機のパイプよりほんの少し太いようで、このパイプが入りませんでした。
そこで、工業用ドライヤーで切ったパイプを温めます。
④パイプが柔らかくなったところで、リンサーノズルを押し込みます。
すると、塩ビパイプが広がり、リンサーノズルを押し込むことが出来ました。
⑤これで集じん機のホースに付けられます。
⑥リンサーノズル完成です。

さて、これでリンサーとしてのノズルの準備が出来ました。
次は集じん機について書いていきましょう。

集じん機は
ちょうど真ん中ぐらいで、上と下に分かれるようになっていて、上の部分にモーターが付いています。
下はゴミや汚れた水をためるタンク部分ですね。

上のモーター部分を外しますとこんな感じです。
タンク部分にポリ袋をかぶせます。
ポリ袋は無くても大丈夫ですが、ゴミの処理等を考えると付けておいた方が楽になります。
市販の45Lサイズのポリ袋が使えます。
そして、フィルターを付けるます。

ちなみに、付属の不織布のフィルターでも、乾湿両方に使えるようですが、水の水取りには目の粗い、水専用フィルターの方が良いらしいので、後日購入しました。

さて、それでは使ってみましょう。
カーペットの染みがついたこの部分を掃除してみます。

リンサーで掃除をする場合、本来は水を掛けてから吸い取るのですが、汚れがひどい場合は洗剤を使いたいですよね。
その場合はアルカリ電解水を使うのが良いようなのですが、やはり泡の出る洗剤の方が効果が高い気がします。
洗剤が残ってしまうとベタ付くので、リンサーではあまり使わないようですが、吸引力の強いこの集じん機ならば、残らずに吸い取れるのではと期待して、今回は泡の出る洗剤でやってみましょう。

泡を伸ばして、しばらくそのままにして汚れが浮くのを待ちます。。

噴霧器を使ってたっぷりの水を掛けます。

いよいよ集じん機の出番です。
汚れを吸い取ります。
かなりの吸引力ですよ。
普通のリンサークリーナーを使ったことが無いので比較は出来ませんが、これならば汚れがかなり落ちそうな気がします。

何度も水を掛けて吸い取るのを泡が出なくなるまで繰り返しました。
いくら強力な吸引力とはいえ、やはりカーペットには濡れた感触があるので、扇風機を使って乾かします。

集じん機のタンク部に付けたポリ袋の中には汚れた水が、しっかりと入っておりました。

カーペットの掃除に手軽さを求めるならば、アイリスオーヤマのリンサークリーナーの方が良いと思います。
しかし、パワーがある分、マキタの集じん機の方が汚れも良く吸い取れて、カーペットに残る水分も少ないと思います。

我が家には手軽だけれどパワーの弱いバッテリー式の掃除機しかないので、パワーが強く、ホコリも水も吸い取れる、良い意味で雑に使えるこの集じん機は色々な点で買って良かった思ってます。