ワンコ用ゲートのロック方式を変更

我が家では、手作りワンコ用ゲートが2ヶ所付いています。
リビングとキッチンの間。
そしてキッチンと玄関の間です。

ゲートの作製記事はコチラ

そのゲートには、こんなロックが付いています。

しかし、このロックがよく壊れるのです。
今までに3度交換してきました。
木ネジで固定しているので、段々こちらも怪しくなってきました。

空丸
壊れたんだからね。
ボクが壊したのでは無いからね。
ココ大事ですよ。

という事で、1年程前にまずはキッチンと玄関の間のゲートのロック方式を替えたのですが、具合が良かったので、リビングとキッチン間のゲートにも同様な方法に変更することにします。
この記事はその作製記録となります。

使い勝手が良いロックの方法となると、やはり一般的なドアノブ(シリンダー錠)が良いのでしょう。
なので、これを如何にしてアルミフレームで作ったゲートに付けるかがポイントですね。

まずはシリンダー錠を用意しました。

これをゲートに付ける為のカバーを3Dプリンタで作ります。
設計した3Dデータはこんな感じです。

それでは印刷スタートです。

出来ました。

次はシリンダー錠の不要な部分を取ってしまいます。
サンダーとペンチで、無理やり取りました。

カバーの中にシリンダー錠を入れて、シリコンコーキングで固定します。

キレイにしまして、穴位置もぴったりでうまく出来ましたよ。

この2つのパーツがドアノブの代わりです。
両面テープを貼っておきました。

このように差し込みます。

両面テープで貼り合わせ、角芯の所にはタップビスも入れます。

出来上がった物を、隙間を調整しながらゲートに固定します。

最後にシリンダー錠の爪が引っ掛かるような厚めのアルミプレートを貼って完成です。

この部分がドアノブのハンドル部分になり、ちょっと下げるだけでゲートを開けれるようになるのでとても便利。
両手がふさがっていても、ちょっと押し下げるだけなので、簡単です。
いやー、我ながら良い物が出来ました。

 


家族にも使いやすいと好評だったのですが新たな問題が発生です。
1年程前に作った、キッチンと玄関の間のゲートの方のドアハンドルの部分が壊れてしまったのです。
うーん、3Dプリンタで作ったパーツは、強度的にはあまり強くないのでしょうね。

という事で、ここからはドアハンドルの金属化の記事となります。

まず準備したのはコチラのパーツ。
コの字型のアルミアングルと、7mm角の炭素鋼。
炭素鋼の方も加工性の良いアルミにしたかったが、安い物が見つからなかった。(残念)

これを必要な長さにカットします。

7mm角の炭素鋼はシリンダー錠の角芯になります。
センターに穴をあけて、タップを切ります。
硬い素材なので、かなり慎重に作業をしました。

続いてアルミアングル側の加工です。
角芯が入る部分に7Φの穴を開けます。

その穴を7mm角で斜めになるようにヤスリを使って広げていきます。

キレイに入りました。

続いて、アルミアングルの上の部分がケースに当たってしまうので切り欠きます。
まずはやはり穴を開けます。

その穴を元に切っていくのですが、試しに付けてみたら、切り欠きが小さすぎました………。(チーン)

仕方ないので、もう一度同じ方法で拡大。

今度は大丈夫かな?
テスト、テスト。

なるべくキレイになるようにヤスリで磨いていきます。

このままでは見た目が悪いので、カッティングシートを貼りました。

抜け止め防止に大きめのワッシャーを付け角芯を固定して完成です。

これならば壊れることなく、長年使えるんじゃないかな?

もうちょっとハンドルらしいデザインに出来ると良かったのですが、使い勝手は抜群です。
色々トラブルもありましたが、最終的には壊れにくい物が出来たのではないかな?
キッチンとリビング間のゲートも、金属製のハンドルに変更しなければならないな。