車載用換気扇の最高峰といえば何と言っても、こちらマックスファンでしょう。
車の天井に穴を開けて車外に取り付ける換気扇です。
性能としては抜群なんでしょうが、天井に穴を開けてとなるとちょっとね…。
車の大きさが変わるので、構造変更なんかの手続きも必要になります。
続いて有名なのが、FIAMMA ターボキット。
ハイエースの小窓につけるのにシンデレラフィットらしいですよ。
しかし、レビュー記事などを調べてみると名前にターボと付いているのに風量が弱いようです。
2万円近くも出して、風量に不満があるってのはちょっとね…。
消費電力が4Wしかないのかな?
自作で作る場合、定番なのはコンピューター用のファンなどを利用するパターンですね。
12cmくらいのファンを2つとか4つとかつけて風量を稼ぎます。
私も当初はこの方法を考えていたのですが、十分な風量を得ようとすると結構うるさいんですよね。
小さなファンを高速で回すと、どうして甲高い音がします。
それが2つも4つも付くとなると…。
小窓に合うサイズで羽根の大きいもの。
薄型。
AC100V、またはDC12Vで駆動。
正転・逆転の切り替えができるもの、もしくは簡単に機能を追加できそうなもの。
以上の条件で探して見つけたのがこちら。
車のラジエーター用のファンです。
ラジエーターの冷却水を冷やす目的のファンなんだから、風量も期待できるでしょう。
それに何と言っても安い。
これで行ってみましょう。
次はこれをどうやって窓に固定するかですね。
当然、取り外せるようにしたいです。
小窓をスライドさせる上下のレールを使うのが良さそうです。
まずはフレーム作成です。
軽くて割と丈夫なアルミ複合パネルを使用します。
安価で使いやすく私の大好きな素材です。
自宅の壁がワンコ達に傷つけられないように貼ったのも、アルミ複合パネルですね。
これを小窓の大きさに合わせにカットします。
続いてラジエターファンの大きさに合わせて、丸く穴を空けます。
多少ガタついてしまいましたが、見えない部分なので良しとしましょう。
さて、これを窓枠に引掛けるためのフックを作らなければなりません。
3Dプリンタで作るのですが、レール上部の裏側の見えない所に、何か意味があるのかいやらしい出っ張りがあります。
これを避けるように設計しないとなりません。
定規も入らないので、適当にこんなもんかなで作ってみます。
仮組してテストしてみましょう。
左右両方とも一発で上手く出来ました。
その他のパーツも同様に3Dプリンタで作っていきます。
電子パーツも揃い、後は組み立てるだけなのですが…。
ここまで出来たところで、一つのアイデアが浮かんできました。
スライドドアに換気扇を付けると、テーブルで料理する時には良いのですが、ベッドで寝る時にはちょっと遠いので換気の効果が薄いのでは?
スライドドアの後ろの窓(リアクォーターガラス)に付けれると良いのでは?
ハイエースには9人乗りモデルがあり、そちらにはリアクォーターガラスにも小窓が付いています。
ネットで調べてみると、交換している人もいて、車中泊にはかなり便利なようです。
自動車ガラス専門店を探して相談をし、交換してもらう事にしました。
質問に対して丁寧に答えて頂き、私の探しているガラスも見つけて頂けました。
ガラス屋さんは仕事が早いですね。
すぐに交換してもらえる事になりました。
右側にあるのが新しく付ける、小窓付きのリアクォーターガラスです。
ちなみに品番は62730-26B94になります。
さすがにガラス交換を自分でしようとは思いませんね。
プロの方にお任せです。
このガラスには自分で付けた中華ナビの地デジチューナーアンテナが貼ってありました。
アンテナは一度貼ると再利用できないので、新しい物に交換となります。
ちゃんとしたメーカーの物では無いので、対応するフィルムアンテナがあるのか心配でしたが、無事に交換貼り付けしてもらいました。
末岡商店の皆様、ありがとうございました。
さぁ、それでは換気扇を組み立てて行きましょう。
配線はそんなに難しくありません。
フレーム右側には換気扇を付けたままで、小窓を開け閉めできるように切り欠きました。
取り扱いがしやすいようにと、先ほど切り欠いた分、フレームが弱くなってしまうので、補強の意味も含めて取っ手も付けました。
上は引っ掛け、下はスライドフックで小窓のレールに固定します。
スライドドアの小窓に付けると、こんな感じです。
サイズぴったりです。
ガタつく事もほぼ無く、換気扇を回した時もフレームから発生する音はありません。
ラジエターファンの採用は大正解でした。
なんと言ってもパワーがあるのが最大の良い点です。
80Wとシールが貼ってありますが、うちの環境ではボリュームをマックスにして50W強の消費電力です。
実際には半分くらいのボリュームで十分な風量になります。
扇風機として使うのにも全く問題ない風量です。
音も普通の扇風機くらいの大きさなので、寝ている時に点けてもさほど気にならずに寝れるんじゃないかな。
さて、最後の関門はリアクォーターガラスの小窓にも問題なく付くかです。
見たところサイズはスライドドアの小窓と同じように見えます。
小窓のレールの見えない所にいやらしい出っ張りがあるのも一緒です。
手直しすることなく、付けることが出来ると良いのですがどうでしょうか?
リアクォーターガラスを小窓付きに交換したおかげで、ベッドスペースにも新鮮な空気を簡単に入れ替えできます。
料理の時には換気扇として、お風呂上りには扇風機として、真夏の暑くなった車内には換気扇として、寝苦しい夜には扇風機として、空丸がオナラした時には換気扇として、これから大活躍してくれる事でしょう。



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